中古の日産LEAFを購入してわかったこととは

標記の通り中古で日産LEAFを購入したことによるいいこと悪いことをごらんください。

リーフユーザーは避けて通れない充電中の時間のつぶし方

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 充電時間の過ごし方は電気自動ユーザーの永遠のテーマ

 私はあの時間も一つの楽しみとしています。たった15分ですから。

  1.  日産のディーラーでお茶 (日中ディーラーが開いている場合)
  2.  隣のコンビニで買い食い(朝、夕のディーラーが開いていない時)
  3.  車の中で読書(朝、夕のディーラーが開いていない時)
  4.  ディーラーの周りの散歩(遠出の時)
  5.  じっと充電機のパネルをにらめっこ(充電速度を見る)
  6.  iPad四コマ漫画描き(1回でやめた 15分短すぎ)

 時間を潰すというとネガティブな印象がありますが、別にリーフの充電を待つのは苦ではありません。リーフが電気をごくごく飲んでいる感じが好きです。

 

充電時間30分は中途半端に短い 

 実は急速運転の30分てとても中途半端なんです。私の場合はあまりありませんが、次の充電を待っている人がいる場合があるので30分前に車にいなければなりません。そして車を移動しなければなりません。

 長く滞在したい場合はやはり200V充電器でゆっくり充電したいところです。イオンやイトーヨーカドーなどは、複数の充電器を無料(イオンカードやナナコを使う 有料のところもあり)で使えますので買い物を充電器があるところを選んでしまいがちになります。

 

電気自動車の普及のボトルネックとなっているもの

 電気自動車の技術的なボトルネックは走行距離や電池の大きさではありません。急速充電に必要な時間です。日産としては走行距離を増やすためには電池の容量を増やすしかありませんでした。

 

 しかし、40kwhの電池を持つ新型リーフでは80%までの充電では40分必要ですが実際には急速充電の制限時間は30分です。いわゆるお代わり充電をするか、15分ほどのちょい足し充電で回数を稼ぐ鹿ありません。

 

 このボトルネックを解消するブレークスルーは、充電規格と充電池の改良と、充電池の劇的な進化しかりません。それは数年後に来ると言われている個体電池なのかもしれませんが、普及してリーズナブルな値段となるにはそこからまた10年ぐらいかかるかもしれませんね。どう転んでも100万円で購入できるレベルにはならないでしょう。

 

今の所いいところしかない旧型リーフ

 今のところは30分あれば満充電近くまで充電できる中古の24kwhの旧型リーフが取り扱いには丁度いいと思います。実際に乗ってみないとわからないものです。

 

 

 

10万円の安っすい中古車を買うくらいなら

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燃費?航続距離?どうでもいい ガソリン代でリーフを

 私がリーフの購入を決断できたのは、燃費(電費)とか航続距離とかそういった重要なところではありません。簡単です。今まで毎月支払っていたガソリン代と同じぐらいの金額でリーフが手に入るからです。

 

 私は毎月25000円程度ガソリン代に使っていました。ガソリン代の支出がなくなる代わりにリーフの毎月のローン代金として支払おうと思いました。これはどのくらいの経済効果があるかというと、10万円の車を購入して修理がないことを期待しつつ4年間(車検2回)を大過なくすごしつつ現在と同じ利用をしながらガソリン代を支払っていくのと同じ効果があります。

 

 1 日産リーフ 車体価格100万円+諸費用+オプション(電池交換プログラム+モーター系交換プログラム)=130万円

 

 2 10万円の中古車+25000円×12ヶ月×4年=130万円

 

10万円の中古車を維持するのは無理

もっとも、私の住んでいる県で手に入る10万円の車といえばぼろぼろの中古の軽か部品取り用のよくわからないワンボックスカーなどしかありません。購入しても後で手を入れる必要があります。それ以前に10万円だけでは車検費用にもなりませんので130万円は超えてしまうのは必至ですね。

 

 私の棲んでいるところで10万円の車といえば軽カーはなくワンボックス(古〜いエルグランドなど)しかありませんでした。それも車検を取ると30万円はかかるようです。さらにはリッター7キロ程度しか稼げませんのでガソリン代がもっと上がるか行動範囲が狭まる結果となってしまうでしょう。ワンボックスを買わなくて本当に良かったと思います。

 

一番知りたい航続距離と充電時間と容量の関係

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 航続距離は100キロ程度で不足するのか

 ガソリン車なら1回の給油で300キロ走るなんてのは普通のことですから、電気自動車で満充電で100キロぐらいしか走らないというとそれだけでダメ出しをくらいそうです。しかし、1日100キロ以上走る状況とはどんな場合でしょうか。

 例えば私の自宅から仕事場までは10キロ。県庁がある街の中心部まで20キロも無い。副都心と言われているちょっと大きい街に行くにも18キロ。私はその中を巡る生活をしています。それであれば1日に100キロも走ることはありません。

 ちょっと遠出をしたとしましょう。前の日に満充電にして海岸通りを200キロばかし巡行しました。充電は都合3回、各10分ほど行います。すべて現地の日産のディーラーでコーヒーブレイク付き。

 

 ホンダで新しいPHEVが発売されました。EVモードで100キロ走るらしいですが、ホンダが言うには100キロあれば日常の使いには十分だそうです。100キロという基準をメーカーが認めたということでしょう。それ以上の巡行の場合にガソリンエンジンを使うということです。私の場合も100キロも走れば大概十分ですし半分を切ったら10分だけチョイ足し充電をするだけです。 

充電時間の30分が意味するところ

 高速充電機を利用する場合、24kwhのリーフだと20%から95までで丁度30分で充電できます。ただし私はいつも50を欠けるぐらいで充電を行うので12〜15分で終了します。充電している時間は隣のコンビニに行ったりディーラーで飲み物をもらったりします。30分をフルに待つのは大変ですが10分程度なら負担には思えません。しかし充電で待つ時間が30分を超えるとなるとかなり負担であると考えられます。15分まつのはまあ許せるとして、30分となるとかなり待つ感覚です。日産のディーラーでコーヒーをご馳走になってもなお漫画の単行本を1冊読めるくらいの時間です。

 

 40kwhの新型リーフだと1回の充電で満充電まではいきません。20%欠けから80%まで充電するには2回は充電する必要があります。しかし、あまり電気自動車が普及していない私の街の場合はアレですが、充電待ちで列を作っている状況であればおかわり充電はできません。日産の売り文句では40分で80%まで充電できると宣伝していますが、実際には残念ながら40分の充電はできません。

 

改善の余地がある充電規格”チャデモ”

 

 充電機の規格であるチャデモは日産独自の規格では無いのでメーカー側で出力を自在に変えることはできないのかもしれません。出力を上げても今度は急速充電では避けては通れない、発生する熱と充電池の劣化というダブルパンチがリーフに襲いかかります。充電出力と充電時間と発生する熱はトレードオフの関係にあるようです。

 

 充電出力は日産だけの問題ではありません。ある外国のメーカーのEV車を見ると航続距離が500キロだが高速充電機で満充電まで1時間かかるらしいです。どうやって満充電にするのかが問題となりそうです。自宅で充電設備を作る場合200Vが標準ですが、大容量の電池の場合、満充電まで何時間かかるのでしょうか。夜間の8時間だけでは満充電は無理そうです。

 

電池容量はどのくらいが落としどころなのか

  航続距離を伸ばすために充電池の容量追加は必要だったかもしれませんが技術がまだまだ追いついていません。100kwhぐらまで充電池を増やすことはすぐにでもできるでしょうが、充電環境と充電時間が追いつかないのです。だから日産が24kwhというよく分からない中途半端な容量でリーフをマイチェンした理由はそこにあるのでは無いでしょうか。20%から95%まで30分で充電できます。30kwhではおかわりが必要です。40kwhでは確実に満充電になりませんし電池の熱の問題があります。

 

EVはまだまだ一部の人のステータス

 また消費者としても大容量になればなるほど車体価格が高くなるのには閉口してしまいます。テスラの車が100kwhと言われても車体価格が1000万円もするのであればまだまだ一般消費者に普及するものとはならないでしょう。ある種のステータスとして所有をするというのであれば問題はないのですが。

 

EVは発展途上だから暖かい目で見て欲しい

 だから中古の旧日産リーフ24kwhサイコーといえます。中古で100万円台で充電時間も短く済みます。現在では充電設備はいたるところにあります。ただし大容量の充電には時間という制限があって実用上大変なところがありますが、24kwhならなんら問題はありません。30分で満充電になります。通常使いの分の充電が必要であれば10分でもOKです。それもいくら走ってもタダなのだから笑いが止まりません。

 

日産リーフ 近場の足として買ったのに

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二人の娘は受験勉強のために夏休みは家にいないため、夫婦だけで遠出ができるようになった。

 

 

日産リーフは長距離運転は似合わない?

 前記事の通り旧型日産リーフは1充電100キロ程度しか走りません。だから近場の移動の足として買ったつもりだったのに、実際には今までに無いほど遠出に使うようになりました。結果購入してから2ヶ月で5000キロを走破してしまいました。1充電で100キロしか走らないのにもかかわらずです。

 

 1回の遠出では1回の充電で距離を稼ぐことはできません。そこは1回の給油で300キロ走る軽自動車にも負けます。隣の県にそばを食べに行くとしましょう。ガソリン車であれば朝に満タンにすれば途中の給油は必要はありません。また、さらに遠くに行くことも可能です。太平洋側から日本海側まで無給油で行くことができるでしょう。素晴らしい。

 

ガソリン車が抱える阻害要因

 しかし、ガソリン車にも問題があります。ガソリン代がけっこうかかることです。隣の県に行って帰って来るだけでもガソリンタンクの半分を消費してしまいます。一回で4000円かかるので往復だけで2000円かかります。そばを食べに行くのにそば代+ガソリン代がかかります。全然手軽では無いのでここぞという時しか行くことはできません。私の家には軽自動車があります。以前はその車で隣の県まで遊びに行ったものです。ガソリン代という阻害要因のために心理的に長距離ドライブがはばかられるのは本末転倒であると言えます。まあ、ガソリン車に乗っている大多数の人にとっては、それが普通なんですけどね。

 

近場用に買ったのに

 リーフにしてから費用を気にしてドライブをすることがなくなりました。。なぜなのか?

 

理由

  1. 充電代がタダ
  2. 充電環境 程よい距離間で充電スポットがある
  3. 充電している時間の使い方 日産ディーラーでお茶することができる 充電スポットの近くにはコンビニがなぜかある
  4. 充電時間 いつもは15分 最大30分 時間は休憩程度の時間で十分

 以上の理由で朝に急に遠出をしようと思ったらすぐに行くことができます。充電は途中ですればいい。電池が少なくなったら充電すればいいのです。それも無料で。充電する時間はものの15分ほどです。近場の足だったはずが今まで以上に長距離を走るようになりました。

 

それでも航続距離と充電時間 

問題ですか?

 

日産リーフ 試乗どころかろくにチェックもせずに購入した結果

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 中古の旧型リーフが良いと言っておきながら実は実車をロクに見ないで契約してしまいました。購入後に判明したことにビックリです。

 

 購入後にわかった真実 

 

 

 

1 車体けっこう大きい

 写真で見るとリッターカーのような日産ノートくらいの大きさだと思いましたが実際には新型リーフと同じくらい。前に乗っていた車がホンダフィットなだけにおかげで家の駐車場に停めると鼻先が道路に出そうで怖いです。

 

2 ロードノイズ結構大きい 

 試乗もせずに購入したせいか納車の際に最初に運転した時はドキドキしました。

 エンジン音がしないせいかと思いましたが高速運転をしている時に発生する音はエンジン付きの車か?と見紛うばかりの騒音。購入後すぐに静音処理を施し今では結構静かに運転することができています。静音対策は必要です。

 静音対策をしたせいか、エアコンの効きも良くなりました。静音対策する前は夏だったせいかエアコンを切るとすぐに室内温度が上昇していましたが、対策後は冷気が逃げている感じが全くしません。これは冬季にも効果を発揮しそうです。

 

3 前オーナーの付属品がけっこう充実 

 前オーナーがつけてくれた付属品が意外に多くてビックリです。

 

 1 後部トノカバー   グレード的にオプションだそうな

 2 充電口カバー    一回も使っていませんが買えばけっこういい値段がします

 3 純正アルミホイール 夏冬とも付いていました。スチールホイールが基本

 4 LEDヘッドライト  メーカーオプションなそうだ

 5 バックモニター   メーカーオプションなそうだ

 6 ETC          ディラーオプションなそうだ

 

 契約時は気にならななかったけれどけっこういい買い物をしたものです。検討の際はオプションの内容も検討に入れるのがいいかもしれません。

 

 しかし、意外についていないものもあります

 

 ナビが意外にDVD再生に対応していませんでした。所有するもう一台のガソリン車では普通にDVDが観れたので意外な感じがしました。まあ、運転者はDVDを再生されても見れないわけですが。

4 ZESP2カードがなかなか届かない

 日産リーフなら必ず加入することとなるZESP2カードの申し込みから自宅に届くまで1ヶ月ほどかかりますが、それまで充電は暗証番号を直接充電機に打ち込むこととなります。しかしこれが結構不安にさせます。暗証番号を入れても受け付けないことが何回かあり暗証番号が信用できません。後でこれは暗証番号ではなくソケットがしっかり車体に差し込まれていない問題だとわかりました。どちらにしろカードが早く届けば問題がないのですが。

 

 

5 新しい夏タイヤが付いてきた

 購入後タイヤは交換が必要だと思っていましたが、ディーラーで交換してくれました。そもそも当初から新品のタイヤに交換条件だったかもしれませんが。別途購入の手間が省けました。普通に買っても相当高いものなので得した気分です。

 

こんな感じが納車後にわかった真実です。自分でもけっこういい買い物をしたと思います。みなさんはじっくり検討して購入してください。