中古の日産LEAFを購入してわかったこととは

標記の通り中古で日産LEAFを購入したことによるいいこと悪いことをごらんください。

一番知りたい航続距離と充電時間と容量の関係

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 航続距離は100キロ程度で不足するのか

 ガソリン車なら1回の給油で300キロ走るなんてのは普通のことですから、電気自動車で満充電で100キロぐらいしか走らないというとそれだけでダメ出しをくらいそうです。しかし、1日100キロ以上走る状況とはどんな場合でしょうか。

 例えば私の自宅から仕事場までは10キロ。県庁がある街の中心部まで20キロも無い。副都心と言われているちょっと大きい街に行くにも18キロ。私はその中を巡る生活をしています。それであれば1日に100キロも走ることはありません。

 ちょっと遠出をしたとしましょう。前の日に満充電にして海岸通りを200キロばかし巡行しました。充電は都合3回、各10分ほど行います。すべて現地の日産のディーラーでコーヒーブレイク付き。

 

 ホンダで新しいPHEVが発売されました。EVモードで100キロ走るらしいですが、ホンダが言うには100キロあれば日常の使いには十分だそうです。100キロという基準をメーカーが認めたということでしょう。それ以上の巡行の場合にガソリンエンジンを使うということです。私の場合も100キロも走れば大概十分ですし半分を切ったら10分だけチョイ足し充電をするだけです。 

充電時間の30分が意味するところ

 高速充電機を利用する場合、24kwhのリーフだと20%から95までで丁度30分で充電できます。ただし私はいつも50を欠けるぐらいで充電を行うので12〜15分で終了します。充電している時間は隣のコンビニに行ったりディーラーで飲み物をもらったりします。30分をフルに待つのは大変ですが10分程度なら負担には思えません。しかし充電で待つ時間が30分を超えるとなるとかなり負担であると考えられます。15分まつのはまあ許せるとして、30分となるとかなり待つ感覚です。日産のディーラーでコーヒーをご馳走になってもなお漫画の単行本を1冊読めるくらいの時間です。

 

 40kwhの新型リーフだと1回の充電で満充電まではいきません。20%欠けから80%まで充電するには2回は充電する必要があります。しかし、あまり電気自動車が普及していない私の街の場合はアレですが、充電待ちで列を作っている状況であればおかわり充電はできません。日産の売り文句では40分で80%まで充電できると宣伝していますが、実際には残念ながら40分の充電はできません。

 

改善の余地がある充電規格”チャデモ”

 

 充電機の規格であるチャデモは日産独自の規格では無いのでメーカー側で出力を自在に変えることはできないのかもしれません。出力を上げても今度は急速充電では避けては通れない、発生する熱と充電池の劣化というダブルパンチがリーフに襲いかかります。充電出力と充電時間と発生する熱はトレードオフの関係にあるようです。

 

 充電出力は日産だけの問題ではありません。ある外国のメーカーのEV車を見ると航続距離が500キロだが高速充電機で満充電まで1時間かかるらしいです。どうやって満充電にするのかが問題となりそうです。自宅で充電設備を作る場合200Vが標準ですが、大容量の電池の場合、満充電まで何時間かかるのでしょうか。夜間の8時間だけでは満充電は無理そうです。

 

電池容量はどのくらいが落としどころなのか

  航続距離を伸ばすために充電池の容量追加は必要だったかもしれませんが技術がまだまだ追いついていません。100kwhぐらまで充電池を増やすことはすぐにでもできるでしょうが、充電環境と充電時間が追いつかないのです。だから日産が24kwhというよく分からない中途半端な容量でリーフをマイチェンした理由はそこにあるのでは無いでしょうか。20%から95%まで30分で充電できます。30kwhではおかわりが必要です。40kwhでは確実に満充電になりませんし電池の熱の問題があります。

 

EVはまだまだ一部の人のステータス

 また消費者としても大容量になればなるほど車体価格が高くなるのには閉口してしまいます。テスラの車が100kwhと言われても車体価格が1000万円もするのであればまだまだ一般消費者に普及するものとはならないでしょう。ある種のステータスとして所有をするというのであれば問題はないのですが。

 

EVは発展途上だから暖かい目で見て欲しい

 だから中古の旧日産リーフ24kwhサイコーといえます。中古で100万円台で充電時間も短く済みます。現在では充電設備はいたるところにあります。ただし大容量の充電には時間という制限があって実用上大変なところがありますが、24kwhならなんら問題はありません。30分で満充電になります。通常使いの分の充電が必要であれば10分でもOKです。それもいくら走ってもタダなのだから笑いが止まりません。